歯を失う大きな原因は“むし歯と歯周病”が主なもので、歯科医院できちんとした治療を行うことはとても重要です。
しかし、歯科医院で治療したからといって完治するものではありません。どちらも生活習慣病ですから、仮に完璧に治療したとしても、病気に対してそれまでと同じような意識で生活をしていたら必ず再発します。
治療中・治療後を通じて、“むし歯と歯周病”を再発させないための日常生活を送ることが、歯を長持ちさせる最良の方法であり、そのためにもスタッフ一丸となりサポートできればと考えています。
「歯が痛むけど、むし歯はないと言われたし……」 会社の健康診断や学校の歯科検診でむし歯がないと言われたからといって、100%健康なお口とは限りません。歯と歯の間など見えにくい箇所にできたむし歯は、簡易的な検査では発見できないこともあるのです。
健診ではむし歯はないとされたお口。黒ずんだ部分もなく、一見健康な歯に見えます……。
しかし、レントゲンを撮影すると大きな虫歯が!
虫歯になった部分がはっきりと写っています。
*のマークがついている部分が虫歯になっている部分です。
右側の歯は神経が浸食されています。
歯の間などに潜む“むし歯”は目で診る視診では発見できないことが多く、学校や会社の集団健診ではなかなか見つけられません。
定期的にレントゲンを撮影し、“むし歯”になっていないか確認する必要性はここにあります。
以下の写真は、当院に定期的に通っていただいている患者さんの口腔内です。14年間、変わらず健康なお口を維持していただいています。
※当院での健診は保険適応とはなりません。
※レントゲン撮影で全てのむし歯が判るわけではありません。
※頻繁にレントゲンを撮ることは、被爆の観点から推奨いたしません。
歯周病の初期は症状の無いことが多く、自覚症状が出たときにはかなり進んでいる、ということがよくあります。
何も問題は無くても定期的に検診に来ていただき、生活に大きな変化が無いか、歯の管理が上手にできているかなどを診させていただきます。同時に、決まったアングルからお口の写真や歯のレントゲン写真を撮ることで過去のデータと比較することができ、歯周病が改善しているか、悪化しているかなどを知る資料とします。